心理カウンセラーの今泉智樹です。
今日は、実際の前世療法セッションの事例をご紹介いたします。
※ご本人の了承をいただいたうえで、内容を掲載しております。

一人でいることへの恐怖

あなたは、「一人でいること」が怖くなったことはありますか?

このクライアントさん(以下、Aさん)は、ある出来事をきっかけに、夜、家に一人でいることが怖くてたまらなくなっていました。

数年前のこと。自宅でお風呂に入っていると、外から不審な物音が聞こえてきました。すりガラスの窓越しに、人の気配がする。

「誰?お父さん?」

大きな声で叫ぶと、バタバタと逃げていく音。

それ以来、夜ひとりでいることが怖くなったそうです。

Aさんは結婚していて、自分の実家の隣に住んでいました。

ご主人の理解を得て、しばらく実家に戻ることにしたのですが、今度は実家でのわずらわしさが出てくる。

かといって、隣の家に戻れば、また一人が怖い。

どこにいても、安心できない。

そんな状況が続いていました。

カウンセリングで見えてきた「本当の恐怖」

カウンセリングを進めるなかで、Aさん自身がこんなことを話してくれました。

「ひょっとすると、これを理由に実家に戻りたかったのかもしれない。」

その言葉をきっかけに、もっと深いところを探っていくと、ずっと心の奥底にあった感覚が浮かびあがってきました。

それは

「捨てられるんじゃないか」という不安。

ずいぶん前に大好きだった彼氏にふられたこと。

そこから「捨てないで」「嫌わないで」という感覚がずっと続いていた。

しかし、さらに深く探っていくと、その彼氏にふられるよりももっと前から、この「見捨てられ感」はAさんの中にあったことがわかったのです。

前世療法のテーマは「なぜ、見捨てられると思ってしまうのか?」

前世療法では、セッションを始める前にテーマを明確に設定します。

今回のテーマは

「なぜ、見捨てられると思ってしまうのか?」

催眠状態に入り、潜在意識の奥に眠る前世へとつながっていきます。

ジャスミンという女性の前世

目の前に、前世へとつながる扉をイメージしてもらいました。

扉を開けて中に入ると

そこには、赤い靴を履き、緑色の民族衣装をまとった一人の女性がいました。

名前は「ジャスミン」。23歳。
黒くて長い髪、エメラルドグリーンの瞳、浅黒い肌。

彼女は一人で踊っていました。

踊り子として生きたジャスミンの日々

ジャスミンは踊り子でした。

毎日練習を重ね、ステージでは仲間とともに踊り、たくさんの観客を魅了していました。

幼いころのジャスミンをのぞいてみると

5歳の彼女は、家の前でお父さんとお母さんと遊んでいました。

お父さんはいつも肩車をしてくれる、優しくて大好きな人。
お母さんは厳しくて、機嫌が悪いと怒るけれど、それも愛情のあらわれでした。

「お父さんみたいな人が二人いたらダメ。私がちゃんとしつけをする。」

そんな言葉が、お母さんの口から出てきました。

学校でもリーダー格で、友達と踊り、けんかもして
活発で、明るい少女時代を送っていました。

33歳のジャスミンに起きた「大きな変化」

23歳で輝いていたジャスミンの人生が、33歳のとき、大きく変わります。

「今、何をしているの?」

「水を汲んでいる。」

木々の生い茂る場所で、黙々と水を汲むジャスミン。

「お父さんは?」

「……いない。」

「どうして?」

「死んだ。」

大好きだったお父さんを失った瞬間

お父さんが亡くなったあの日の記憶へ

森の中で仕事をしているとき、誤って銃で撃たれ、倒れていたお父さん。

駆け寄ったジャスミンは、泣きながら叫び続けました。

「置いて行かないで……!」

お父さんは何かを伝えようとしていましたが、声はたどたどしくて聞き取れない。

そして、大好きだったお父さんが、ジャスミンの目の前で息を引き取っていきました。

それからのジャスミン

お父さんを失ったジャスミンは、まるで別人のようになっていきました。

「死にたい。」

いつもそう思っていたといいます。

その後、「ナキラ」という子どもを授かりますが、一人で育てることになりました。

子どもだけが生きがいの日々。

かつて仲間とステージで踊っていたあの笑顔は、どこにも残っていませんでした。

73歳のジャスミンは、一人でぼんやりと太陽を見つめていました。
83歳で、お医者さん一人に看取られながら、静かに息を引き取りました。

83年間の人生を振り返って

「ジャスミン、この人生を振り返って、どう感じますか?」

「お父さんが死んだことが、許せない。」

ダンスも踊れなくなった。お母さんも笑わなくなった。全部、お父さんが死んだせいだ。と。

ずっとずっと、亡くなったお父さんを恨んで生きてきたのです。

ジャスミンから今世のAさんへのメッセージ

「あなたは、今世のAさんの中に入って生き続けています。なぜ、この人の中に入ったのですか?」

「私と似ているから。だから、この子の中に入った。」

「でも、私のようにならないでほしい。」

「たくさんの人が周りにいることに、気づいてほしい。」

前世のジャスミンが、今世のAさんにこんな言葉を届けてくれました。

さらに、今世のAさんがジャスミンの生き方を見て何を感じるかを聞いてみると

「ジャスミンは、自分で人を遠ざけていた。そして独りぼっちだった。」

「私も同じことをしていた。独りぼっちだって、独りよがりになっていた……」

前世療法で起きること

前世療法では、最後に前世の自分と今世の自分が「対話」をします。

過去の自分が今の自分に語りかけ、今の自分が過去の自分に気づきを与える。

魂はグループで生まれ変わると言われています。だからこそ、前世に出てきた人物が、今世の自分の周囲にいることも多い。

「今のあなたの周りに、あのお父さんの生まれ変わりだと感じる人はいませんか?」

「……主人がそうかもしれません。」

前世療法が進んでいくと、こうした気づきが自然と出てきます。

前世療法とは何か?

私たちは、何度も何度も人生を繰り返してきました。

その積み重なってきた魂の記憶の中から、今の自分が「見るべき前世」を潜在意識が選んで見せてくれるのが、前世療法です。

セッションの始まりに「怪しいな……」と感じていたAさんも、最後は涙を流し、

自分自身からの素晴らしいメッセージを受け取ることができました。

その前世が「本当にあった出来事」かどうかは、私には断言できません。

でも、それを見たことで、確かに元気になったクライアントがいる。

それは、紛れもない事実です。

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「自分の見捨てられ感の根っこを知りたい」
「なぜ、いつも不安を感じてしまうのか知りたい」

そんな方は、ぜひ一度、前世療法に触れてみてください。

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今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
笑顔いっぱいの一日になりますように。

今日も自分を喜ばそう(^^)/