バリ島が大好きなのに、行くたびに体調を崩してしまう。
その不思議な体験の"理由"を知りたくて、前世療法(ヒプノセラピー)のセッションを受けに来られたクライアントさんのお話です。
バリ島に行くたび、体調を崩す

バリ島が大好きで、これまで8回も訪れているクライアントさん。
ところが、3回目の帰国時から異変が起き始めました。
飛行機を待つ間に気分が悪くなり、機内では数時間トイレにこもる状態に。
4回目、5回目……と同じことが繰り返されました。
7回目の帰国後には、日本に戻ってからも吐き気が止まらず入院検査へ。
診断名は「急性胃腸炎」。
でも、ご本人の中には腑に落ちない感覚が残っていました。
8回目は慎重に過ごし、嘔吐は一度で済んだものの、帰国後に今度は蕁麻疹が出始めた。
そして、5月にはもう次のバリ島行きが決まっている。
「なぜ、バリに行くとこうなるのか。
理由を知って、できれば改善したい」
そんな思いで、友人の紹介からヒプノセラピーを受けに来られました。
なぜ「前世療法」を選んだのか
ヒプノセラピーには、大きく2つのアプローチがあります。
- 年齢退行療法(今世の過去を見る)
- 前世療法(今世以前の体験を見る)
お話を伺う中で、今回前世療法を選んだ理由はとても明確でした。
- 幼少期は健康優良児だった
- バリ島以外では同じような症状は一切ない
- バリ島に通い始めてから、突然起こり始めた
「なぜ、バリなのか」——そこに何かがある。
そう感じたため、前世療法でセッションを進めることにしました。
催眠の中に現れた、16歳の少女「サーニャ」
催眠誘導が進むと、クライアントさんはある人生に降り立ちました。
海の近くの島。ビーチがあり、褐色の肌をした16歳の少女。
オレンジや茶色の布をまとい、長い黒髪、大きな薄茶色の瞳。
彼女の名前は「サーニャ」。
サーニャは、島に伝わる伝統の踊りを学んでいました。
幼い頃から、地域の神聖な場所で10人ほどの子どもたちと一緒に踊りの練習をしていたそうです。
お祭りは好き。でも、心の奥にはこんな思いがありました。
「期待されているように、踊れない」
「自分はどこか、一線を越えられない」
18歳の先輩の踊りを見て「あんなふうに踊りたい」と思えば思うほど、苦しくなっていった。
でも、その気持ちは誰にも打ち明けられなかった。
18歳、最後の踊り——やり切れなかった感覚
このお祭りの踊りは、18歳までしか参加できません。
練習を重ねて迎えた最後の舞台。でも、心の中には変わらない感覚がありました。
「これでよかったのか、分からない」
「やり切った、という感覚がない」
周りの仲間たちは晴れやかな顔。
でも、自分だけがどこか取り残されている。
その"未完了感"を抱えたまま、彼女は次の人生段階へと進んでいきました。
生きるために働き、自然を愛した人生

20代のサーニャは市場で加工品を売り、子どもを背負いながら働いていました。
売上は多くないけれど、「生きるために働いている」という実感があったと言います。
朝は海を散歩し、犬と歩き、夕日を見る。
自然の中にいると、心が穏やかになる。
30代では家の手伝いをし、戦争の時代には病院の近くで怪我人の世話を必死に続けました。
人が回復し、また亡くなっていく現実の中で——
「頼まれたものを届ける」「自分で考えて、人の役に立つ」
そんな働き方に、生きている実感を見出していました。
人生の終わり、前世からのメッセージ
79歳。サーニャは家族に囲まれ、穏やかにその人生を終えました。
「やり残したことは?」と尋ねると、答えは意外なものでした。
「特にない」
踊りでは表現しきれなかったけれど、日常の中で工夫し、よくしようとするプロセス自体が、とても良かった。
そして、今世を生きるクライアントさんへのメッセージはとてもシンプルでした。
「楽しんでほしい」
「手の中には、もう良くなる方法は全部ある」
「周りと違うことすら、楽しんでいい」
引き継ぎたくないものとして挙がったのは——「周りの期待」。
期待されても、自分が楽しくないなら、やめる勇気を。
嫌だと感じたら、そこから離れていい。
そんな力強いメッセージでした。
セッションを終えて
今回、体調不良の"直接的な原因"が言葉としてはっきり出てきたわけではありません。
でも、それでいいのだと感じています。
前世療法の第一人者であるブライアン・ワイス博士はこう語っています。
「内容を頭で理解しようとしなくていい。潜在意識は、すでに分かっている」
このセッションで、クライアントさんが「自分の気持ちに正直になっていい」と感じ取ってくれたこと。
それ自体が、大きな癒しの始まりだと思っています。
体調がどう変化していくのか、それはこれからのプロセス。
でも、セッションを心から楽しんでくれた。それは、確かな事実でした。
原因不明の体調不良、繰り返すパターンに心当たりがある方へ
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今日も自分を喜ばそう(^^)/


