自分を変えるたった一つの方法とは?
自分を変えるたった一つの方法とは?
心理カウンセラーの今泉智樹です。
いろんな人にカウンセリングをさせていただいていますが、悩んでいる人は、みんな自分を変えたいと思っています。
例えば、人間関係で悩んでいたとしても、人間関係で悩んでいる自分は嫌なんです。
だから、悩んでいない自分になりたい。
みんな本当に自分を変えたいと思っている。
でも、なかなか自分を変えることができない。
なぜなのか?
自分を変えられない事例!
例えば、人間関係に悩んでいるAさん。
彼女は、前の職場で、人間関係がうまくいかず退職した。
新しい職場では、もう前みたいに悩みたくない。そう思っていた。
でも、初日の昼休み「一緒にご飯行こう。」ってあるグループに誘われる。
「ありがとうございます。」とついていくと、そこで、ある女性の自慢話がはじまった。
次の日も、また次の日も、、
その女性の自慢話に付き合わされる。
なんで、お昼休みに、こんな人と付き合わないといけないの…
おとなしくしていれば、いい気になって。。どんどんイライラが増していく。
そして、「今日は私お弁当持ってきてるんで…」彼女は一人でお弁当を食べることに。。
あーよかった。もうめんどくさいの嫌。。。
すると、それ以降、なんだかみんなの様子がおかしい。
あれ? 私ひょっとして無視されている?
わーもう最悪。頭おかしいんじゃないの??
イライラがどんどん募り、そこにいることがまた苦しくなる。
転職しても、転職しても、どこに行ってもこんな人ばっかり。
私ってなんて運が悪いんだろう?
そんな彼女。でも、彼女は人間関係を改善したいと思っている。
もっと、気楽に話せる友達が欲しい…
じゃあ、もう一度、その人たちの仲間に入ってみたら…
ないない。あんな人たちといなきゃいけないんだったら、私一人の方が良いです。
でも、友達欲しいんでしょう?
友達は欲しいですけど、あんな自慢話ばっかりの人たちと付き合ってられないです。
そんなに自慢話ばっかりなんだ。じゃあ、例えば、自慢話ってどんな話なの?
この前は、旅行に行ったって話を昼休み中ずっとしてて…
他の人たちもそれを聞きながら、私も行ってみたいとか…
それ自慢話なの?
旅行の話じゃないの??
それが、絶対に彼女自慢してるんです。
私は彼氏がいて旅行に連れて行ってもらったって、きっとそれが言いたいだけ。ありえない…
そうなんだ。。。??
自分を変えられない理由
自分を変えることができない理由はたった一つ!
自分の中に「正しさ」があるからなのです。
人はそれぞれ、自分の中に正しさを持っています。
「こうあるべき」「こうして当たり前」
そんな正しさが、僕ら一人ひとりの中にたくさんあり、そして、その正しさを証明しようと、一生懸命なんです。
でも、この正しさは、自分の立場によって変わる場合も多い。
場面場面で切り替わる「正しさ」
例えば、こんな経験ありませんか?
車を運転していて、車道を走る自転車がじゃま。
渋滞を潜り抜けて、右に行ったり左に行ったり…
危ないじゃないか!とイライラして、もう割り込めないように、車を左側に寄せて停車する。
「だって、自動車学校で、自転車やバイクを巻き込まにように左側に寄るって教わったもん!」
「自転車ほんとめんどくさい!」
でも、ある日、久しぶりに自転車で買い物行ってみようかな。。と走り出すと、なんだか、車がやけに幅寄せしてくる。
「なにこいつ!まじ邪魔」
「ぶつかったらどうするんだよ。自転車も歩道は走れなくなったんだから…」
人はそれぞれ、自分の今いる場所で「こうあるべき」という正しさのモノサシを使ってその出来事を測っているのです。
自分の中に、いくつも正しさというモノサシがあり、それをその場面場面でその自分の基準で物事を見ていくのです。
そして、あなたが悪い。こうあるべきだ…と人を責め、自分を責める!
この正しさというモノサシが、自分という人間を作っているのです。
そのモノサシに合う行動を行ってきた結果、今という現実がある。
だから、自分を変えたいと思っても、その正しさを握りしめている限り、自分が変わることはないのです。
自分を変えるために必要な3つのステップ
では、正しさを握りしめている自分を変えていく方法はないのでしょうか?
やはり、自分を変えるためには、この自分の中にある「正しさ」というモノサシを手放していく必要があります。
これさえできれば、簡単に新しい自分になることができる。
これまで、こうあるべきだと強く握りしめていた自分が、そんなこともあるよね。と思えるようになれば、その後に起こる出来事は必ず変わるのです。
でも、これがなかなか難しい。
では、どうすれば、この正しさというモノサシを手放すことができるのでしょうか?
実は、この正しさというモノサシを手放すには、3つのステップが必要なのです。
正しさを手放すための1stステップ
自分の正しさを手放すために必要な最初のステップは、
人はみんな誰だって自分の中では100%正しいのだ。ということを理解することです。
先程の自転車の例を思い出して見てください。
場面場面でこうあるべきという思いが湧き上がってくる。
でも、その場面場面を切り離してみると、その時その時でどちらの自分も自分の中では正しいのです。
思い出してみてください。
自分が完全に間違っているという時にでも「だって…」と自分の中に自分の正しさを持っていませんでしたか?。
例えば、大事な会議に遅刻して怒られたとします。
完全に寝坊した自分が悪い。
でも、「何やっているんだ!こんな大事な会議に遅刻して…」と言われたら、
その瞬間、
「そんな言い方しないでいいじゃないか」
「誰だって遅刻ぐらいするだろう」
「だって昨日遅くまで資料作るために残業したんだから…」
そんな思いが次から次へと頭の中に浮かび上がり、自分の中のにある正しさで自分を守ろうとする。。
つまり自分の宇宙ではいつだって自分は正しいのです。
ということは、あなたがこうあるべきだと責めた相手も自分の中では100%正しいことをやっているのです。
僕らは、一人一人自分の宇宙を持っているのです。
僕らは一人一人、みんな違う経験をして今を生きています。
そのいろんな経験というフィルターを通して全ての物事を見ていくのです。
だから、同じ出来事でも、一人一人見方、感じ方、全て違って見えているのです。
だから、もし、何か文句を言われたとしても、「あなたの宇宙ではそう見えるんですね」と考えてみるのです。
自分がいくら正しいと思っても、相手は相手で正しさの中で生きているのです。
正しさは生きている人の数だけあるのです。
正しさを手放すための2ndステップ
みんな違う宇宙に住んでいる、
同じものを見ていても、自分と自分の隣にいる人は違うように見えているんだ。
だから、正しさは人の数だけある。
それをしっかりと理解できたら、次のステップは「自分を許す」ことが必要です。
自分を許すとは、今までこうでなければならない。と必死に頑張ってきた自分。
でも、がんばってもがんばってもうまくいかない。
本当はこうすべきなのにできない。そんな自分がきっといたはずです。
そんな自分にそれでいいんだよ。と自分にOKを出していきましょう。
これまでこうあるべきと他人を責めてきたその自分の中の基準(モノサシ)は自分に向けても使われていたのです。
例えば、「時間は守らなければならない」という基準を持っている人は、
遅刻した相手に厳しく当たります。
なぜ遅刻するの?私は10分前にきているのに…
と、自分も必死にその自分の中の基準を守ろうと頑張ってきたのです。
そうやって頑張ってきた自分。
もちろん、約束の時間は守った方がいいに決まっています。
でも、そんな自分に「人間、遅刻することだってあるよね」「大丈夫だよ」と自分を許していくのです。
そういうと、「そんなことしたら社会的にダメでしょう!」という抵抗のエネルギーが生まれてきますが、
そこでまた、「大丈夫だよ」と自分を許していくのです。
「頭ではわかっているのにやっぱり許せない」とまたそんな思いが浮かんでくるかもしれませんが、またそんな自分も許していく。
いつまでも自分を許すのです。
その基準を許せないほど強く握りしめている自分であれば、それをどんなに手放せても、せいぜい普通の人と同じくらいまでしかなりませんので大丈夫。
思いっきりわがままな自分になってください。
まず、こうして自分にOKを出すことで、一人一人違う宇宙に住んでいるんだということがより理解できるようになり、他人に対しても優しくなれるのです。
正しさを手放すための3rdステップ
いよいよ最後のステップです。
人はみんな違う宇宙に住んでいる。
まずは、これを理解して、そして、自分をしっかりと許すことができたら
次のステップでは、可能性にチャレンジしていくのです。
「可能」という言葉がありますね。
可能の反対語は「不可能」ですが、この可能という単語が付く別の言葉に「可能性」という単語があります。
可能とは自分にできることを意味します。
逆に不可能とはできないこと。。
では、可能性ってこのできることとできないことのどちらに存在するのでしょうか?
今、すでにできることであれば、それは可能性ではなく、可能なことです。
つまり、可能性というのは、今自分にできないものの中にだけ存在するのです。
僕らはこれまで、自分の正しさを握りしめ、自分を守ろうと必死にがんばってきました。
だから、なかなか普段の自分を変えることができなかった。
でも、そのままでは、いつまでたっても自分を変えることはできません。
だから、新しいことにチャレンジするのです。
新しいことにチャレンジできた時、そこには本当にたくさんの気づきが待っています。
自分の小さな枠の中から外に出た瞬間、新しいことを学ぶことができるのです。
・行きたい場所があったら、行く計画を立てよう
・会いたい人がいれば、とにかく会いにいこ
・やりたい事があれば、まずは小さな事でもやってみよ
・経験したい事は、すぐにでもやってみよ
・好きな人がいれば、好きだと伝えてみよう
変わりたいと思うなら、自分を成長させたいと思うなら、知らない世界へ飛び出してみるのです。
最初から大きなことをする必要はありません。
僕らの潜在意識は、変わることを嫌います。
今の自分を維持しようと必死です。だから、小さいことからチャレンジしてみてください。
普段、黒系の服ばかりを選んでいるのであれば、思い切ってピンクのシャツを着てみる。
スカートなんてはかないという女性の方は、ぜひスカートをはいてみてください。
自分がこれが良いなと思った違うことをあえてやってみる。
そんなことしたら絶対うまく行かないでしょう。そう思っているかもしれませんが、やってみると、意外とうまくいくじゃん!
なんてこともたくさんあるのです。
自分を変えるたった一つの方法とは? まとめ
いかがでしょうか?
小さな理屈・理論(正しさ)という枠の中でいろいろ考えるより、
自分がわからないこと・知らないことがたくさんあることを認め思い切っていろんなところへ飛び込んでみる。
それができた時、僕らははじめて変わることができるのです。
今、目の前に展開している現実はすべて自分が作っています。
今の現実があるのは、他人のせいでも環境のせいでもありません。
全部自分が作り上げてきたのです。
でも、だからこそ、これから自分で新しい現実を作ることができるのです。
人間の可能性は「無限」です。
あなたが思うことは、それができることだからそんな思いが浮かんでくるのです。
そんな自分を信じて、ぜひ自分にチャレンジしていきましょう。
きっと、素敵な自分を手に入れることができますから(^^)/
それでは、今日も最後まで読んでいただきありがとうございます。
今日もあなたのまわりが笑顔でいっぱいになりますように。。。
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投稿者プロフィール
- 現在はカウンセラーとして個人セッションを行いながら、同時にカウンセラーを育てることに注力。カウンセラーとして活動していくために必要なUSP(独自の売り、強み)を引き出すコーチングには定評がある。著書「カウンセリングの技術」は重版を重ね現在も売れ続けている。気軽にカウンセリングを受けることができる日本を作るをモットーに今も全力で走り続けている。
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