【事例】人付き合いが苦手 そんな自分を変えるヒプノセラピー

【事例】人付き合いが苦手 そんな自分を変えるヒプノセラピー

 

おはようございます。
心理カウンセラーの今泉智樹です。

先日、ヒプノセラピーのセッションが終わって
クライアントさんからメールをいただきました。

メールをそのままご紹介はできませんが

「今日は本当にありがとうございます。」
から始まって

「とにかく、ずーっと胸の奥から
あたたかいものが溢れていて
とっても心地よい安心感を感じます。」

そう書いてもらってました。

 

うれしいですね。
本当にうれしい。。

何がうれしいかって、
彼女本当に変わったんです。

 

めんどくさい人付き合いなど、現実の被害者になってしまっていた。

 

彼女が最初に僕の所にきたのは2012年でした。

その時、一度ヒプノセラピーを行って
その後はお会いすることもなかったのですが、

今年の7月またご連絡をいただき
それから3ヵ月セッションを続けてきました。

 

3ヵ月前の彼女はお話をしている時ずっと泣いていました。

そして、怒っていました。

思うようにいかない現実の被害者になり、なんで私がこんな目に…
仕事に不満を持ちイライラ

でも、彼女はそんな自分から卒業することを決め
自分を変えるために必死で取り組んできました。

僕はヒプノセラピーって
本当に素晴らしいものだと思っています。

 

でも、それを一度受けたから全てが良くなる。
そんなものではありません。

何十年も続けてきた自分です。
正直、そんなに簡単に変わりません。

だから、必要な人には
継続セッションを提案させていただきます。

 

そして、その間
自分の気持ちが揺れ動いた時
メールをいただくようにしています。

 

メールカウンセリングで見つける本当の原因

 

メールに自分の状況を書くことで自分を冷静に眺めてもらう

そして、そのメールに対して
僕が本人とは違う切り口でツッコミを入れます。

それを継続していくと
自分の感情のパターンが見えてくる。

そのパターンさえつかまえれば
あとは、そのパターンの原因を
ヒプノセラピーで癒していく。

彼女は本当に必死に取り組んでくれました。
たくさんメールももらいました。

だから、彼女の問題点がしっかりと見えてきたんです。

彼女を苦しめていたのは、
職場の環境や人間関係ではなかったんです。

 

彼女が苦しかったのは、彼女の中に幼いころの傷ついた自分がいたからでした。

その子が必死でもがいていた。

 

セッションのテーマは「人付き合いが苦手な自分を変える」でした。

 

このセッションを終えて彼女は冒頭の
「あたたかいものが溢れていてとっても心地よい安心感を感じます。」

そんな気持ちになってもらいました。

彼女から了解を得ていますので、
セッションの内容を書かせてもらいます。

まずは催眠誘導でリラックスしてもらいます。

そして、「人付き合いが苦手」になった
その原因を作った過去へと戻って行きます。

すると、小学5年生の自分に戻って行きました。
廊下から教室を眺めている自分。

何が見えるのかを確認していくと
お昼休みで、女の子のグループがそこにいます。

4人の女の子

 

小学生の自分が感じた人付き合いが苦手な理由

 

その時、彼女の中に見ちゃいけないものを見てしまった…そんな気持ちが浮かんでくる。

どういうこと?と聞くと

どうやら、その女の子のグループは
楽しく雑談しているのではなく
一人の女の子を責めていたんです。

その責めている女の子の中に
彼女のお友達がいました。

自分と一緒にいる時は
あんな顔していないのに…

 

そのお友達の顔を見た時、気まずい気持ちになったんです。。

気まずい気持ちになった彼女
なぜ、そんな気持ちが浮かんでくるのか?

それは、彼女の中に見てはいけないものがある。
居合わせてはいけない時がある。

そんな思いを持っているという事です。

なぜなら、過去に一度もそんな経験をしていなかったら
そんな気持ちは浮かんでこないはず。

だから、必ず、これよりもっと前に
同じようなことを経験しているんです。

 

人付き合いが苦手になった原因の過去へと遡る

 

だから、まずこの気まずい気持ちをしっかりと味わってもらいました。

じーーーっと感じてもらう。

そして、この気持ちを最初に感じたあの時に戻る。。
そんな誘導をしたんです。

 

「ほら、着いたよ」
「この気まずい気持ちを一番最初に感じたあの時に着いた」
「さあ、今どこにいるかな?」

そう尋ねると。

彼女は3歳の自分に戻って行きました。

 

幼いころに住んでいた家
玄関のドアを開けて家に入ろうとした時
怒鳴り声が聞こえます。

「あなたがいつも、そんなんだから言わなければいけないでしょう!」
そんな声でした。

びっくりする彼女。

その声は、お父さんと喧嘩をしているお母さんの声

 

人付き合いが苦手になった原因とは?

 

瞬間、彼女は家の外に出ていきます。

そして、玄関の前の地面に落書きをしながらじっと時間が経つのを待つ。。

その時の彼女は怖い、さみしい、悲しいそんな気持ちでいっぱいでした。

そして、さっきと同じように
いちゃいけないところに帰ってしまった。。
そんな気持ちになっている。

傷ついた幼い自分

そこから、怒っているお母さんの顔を見に行ってみました。
魂の存在になり、怒っているお母さんを見てみるんです。

 

お母さんの顔を見た時
彼女の中に、怒ったお母さんの
気持ちが浮かんできました。

「なんでわかってくれないのか?」
お父さんに対して必死で訴えるお母さん

そんなお母さんが浮かんできたんです。

それを見て、幼い自分に
「お母さんかわいそう。」
そんな気持ちが現れました。

 

人付き合いが苦手、そんな自分の潜在意識を書き換える人格交代

 

僕のヒプノセラピーでは人格交代という技法を使います。

これは、潜在意識は奥底で、みんなつながっているという基本的考え方から

相手の中に入ることで、相手の気持ちがわかる。
そんな技法です。

今回も、そこで怒っている
お母さんの中に入ってみました。

すると、お母さんの気持ちが見えてくる。

そして、お母さんになったクライアントに質問します。

○○ちゃんのお母さん
さっき、お母さんが怒っている時
娘の○○ちゃんが玄関から帰ってきました。

でも、お母さんの怒鳴り声を聞いて
こっそり外へ出て行った。

お母さん、それに気づいていましたか?

「はい、気づいていました」

そうなんですね。

○○ちゃんは、そうやって
怒っているお母さんを見て
「お母さん、かわいそう」
そう思っているみたいです。

それを聞いてどう思いますか?

 

何を言ってもわかってくれないお母さん

 

「知ったような口を叩くところが憎たらしい…」

「何にもわかっていないくせに。。」

再び怒り出すお母さん。

幼い娘がお母さんを心配し
「かわいそう」そんな気持ちになっていることに対して怒り出すお母さん。

きっと、お母さんにも
そうなる理由があるはずです。

でも、そんなこと幼い自分にはわからない。

今どんな気持ちかな??

そう聞くと寂しいという気持ちと
怖いという気持ちが一段と大きくなっていました。

 

何を言ってもわかってくれないお母さん。

ヒプノセラピーのセッションで
こうして幼いころに戻っても
受け入れてもらえないことは良くあります。

何を言っても聞き入れてくれないお母さん。

こんな時は、大人の自分を連れてきます。
インナーチャイルドワークと呼んでいる方法です。

 

じゃあね、○○ちゃん
今から三つ数えると目の前に大人になったあなた。
今のあなたが出てくるよ。

○○ちゃんのことをすべて知っている大人のあなただよ。

1,2.3はいスーーー―ッと

そうやって、幼い自分の目の前に大人の自分を出してくる。

○○ちゃん、今目の前に大人になった、○○さんが現れたよ。

どんな顔しているかな?
「優しい顔をしている」

そうなんだ、やさしい顔をしているんだね。
さあ、じゃあ、今度はこの大人の自分に入ってみるよ。

1,2,3 ほら入ったよ。。

大人の○○さん 今目の前にお母さんに怒られて傷ついている幼い○○ちゃんがいますよ。

どんな顔をしていますか?
「泣いています」

大人の自分の目の前で泣きじゃくる幼い○○ちゃん

そんな幼い自分を見て、
大人の自分はこの子は自分で守る。
そう決断します。

そして、何度も幼い自分と大人の自分を行ったり来たりしながら、幼い自分をしっかりと癒していきました。

 

人付き合いが苦手だった理由

 

「もう大丈夫だよ。あなたは私が守るから…」

抱きしめて、声をかけて…

すると、幼い自分が安心しているのがわかります。

これまで、ずっと恐怖と寂しさの中にいたこの子に安心感が広がっていく。

今回のセッションはこうして幼い自分を癒して終了しました。

 

僕らは幼いころ様々な経験をし
それを心の中にずっと抱きしめたまま大きくなります。

もう忘れていると思っていても
潜在意識に書き込まれた記憶は
ずっとそこに残っている。

このクライアントさんも
この幼い自分がずっと自分の中にいたんです。

だから、人付き合いをすることに
何か違和感を感じていた。

また、聞いちゃいけないことを聞いてしまうのではないか?
いちゃいけないところに居合わせてしまうのではないか?

そうして、人と付き合うことを拒んできた。。

 

今の自分を変えるためには幼いころに潜在意識に書き込んだこのプログラムを書き換える必要があるんです。

 

これを書き換えた時、
今の人生が変わってくる。

このクライアントさんから
その後にいただいたメールに

今日も小さい私が私の中にいて、

その○○ちゃんを抱きしめて
「大丈夫。大丈夫。○○ちゃんはなんにも悪くないよ。」
って語りかけるたびに、

今の私も「私は何も悪くないんだ!」って癒やされていきます。

小さな○○ちゃんがとても愛おしいです。

と書いてありました。

自分を苦しめた原因を見つけ傷ついた自分を癒していく。

この子がしっかりと癒された時
今の自分も癒されていく。。

 

いかがでしょうか?

 

ヒプノセラピーがどんなものか
分かっていただけましたでしょうか?

すべては、潜在意識に書き込んだ記憶です。
この記憶が今の自分を作っている。

もし、このヒプノセラピーに興味を持っていただけたら
ぜひ一度チャレンジしてみてくださいね。

きっと、何かが変わりますから。

 

それでは、今日も最後まで読んでいただきありがとうございます。
今日も笑顔いっぱいの一日になりますように。。。

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投稿者プロフィール

今泉智樹
今泉智樹心理カウンセラー・カウンセラー専門ビジネスコーチ
現在はカウンセラーとして個人セッションを行いながら、同時にカウンセラーを育てることに注力。カウンセラーとして活動していくために必要なUSP(独自の売り、強み)を引き出すコーチングには定評がある。著書「カウンセリングの技術」は重版を重ね現在も売れ続けている。気軽にカウンセリングを受けることができる日本を作るをモットーに今も全力で走り続けている。

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