人と交われない。つながりたくない。そんなあなたへ

手を繋いではしゃぐ女子高生

人と交われない。つながりたくない。そんなあなたへ

 

心理カウンセラーの今泉智樹です。

今、ほぼ毎日個人セッションをさせていただいていますが、
やっぱりそこで相談を受ける悩みの内容って本当に人それぞれ。
みんな違います。

 

でも、悩みを抱えることとなった原因を探っていくと
幼いころに受けた「イジメ」が原因となっていることがすごく多いです。
僕のところに来る方だけかもしれませんが…

というのも、僕も幼いころイジメを受けた経験があります。
ある日突然、みんながしゃべってくれなくなる。。。

 

やっぱりつらかったですね。

幼いながらすごく傷ついたと思います。
僕のその後の人生にも大きく影響を与えました。。

 

いじめの経験で人と交われなくなったクライアント

 

先日のクライアントさんも、そんなイジメが原因となり何十年も経った今に影響が出ていました。

 

彼女の悩みは、人と交われない。
つながりたくない。
親しかった友達でさえ切りたいと思ってしまう。。。
ツイッターもfacebookも怖い

 

だから、一人で仕事をしたいと考えるが、
でも、人と関わると考えると
行動が止まってしまう。。

 

「いつごろからそんな感じですか?」

『20代の頃はアクティブに行動できていたんです』

彼女は、独学で英語を学び
海外でガイドとして働いていた時期もあったそうです。

「じゃあ、いつごろから…?」

『結婚してからかな~』

「結婚して、何があったのかな?」

『ある会社にパートとして勤務したことがあるんですが』
『その時は、自分でもびっくりするくらい人と交われなかったんです。。。』

「何があったの?」

『私、結構めぐまれた環境にいるんです』

 

彼女は、やさしいご主人がいて
何不自由なく暮らしている。
すごく幸せを感じているのだけれど、
逆にそれをひがまれたり、ねたまれたりすることが多い。

 

「いいよね、○○さんは…」

 

昔から、よくそう言われ
今では、人とかかわる時
わざわざ暗い話を持ち出して話している。。

彼女はそう言っていました。

 

「じゃあ、幼いころにひがまれたり、ねたまれたりした経験ない??」

彼女は、20代の頃はアクティブに活動できていて
問題を抱えたのは、10年ほど前結婚してからだ。
そう言っていましたが、

 

潜在意識は、幼いころに作られます。
だから、やっぱり原因も幼いころにある場合が多いのです。

 

幼い頃にひがまれて無視された経験

 

「そう言えば、幼いころ、ひがまれて集団で無視されたことがありました。」

彼女は小学5年生の時、
クラスのみんなから突然無視されたそうです。

誰も話してくれなくなった。。。

 

そう言えば、その後、目立つことに恐怖感が出てきたように思います。
中学一年生の時、クラスの委員長に選ばれたけど
絶対に嫌ですって先生に直談判に行ったな~
そんな記憶がよみがえる。

 

人と交われない自分を手放すヒプノセラピーセッション

 

原因が明確になってきたところで、
人と交われない自分を手放すというテーマで
ヒプノセラピーに入っていきました。

 

リラクゼーションから催眠状態となって行きます。
そして、その原因を作ったところへ戻って行く。

 

3つ数えると、あの時の、あの場所へ移動します。
1.2.3はいスーーーっと

「今どこにいるの?」

『教室の中』

彼女はあのイジメが始まった日の
お昼休みへと帰っていきました。

「さあ、その場所をしっかりと感じてごらん」
「何が見えるかな?」
そう言ってその場所を感じてもらいます。

すると、もうお昼休みで、机を引いてある教室。

 

でも、そこに一人座っている幼いころの彼女

対角線上にある先生の机では
先生が何か作業をしています。

そして、彼女以外に2~3人クラスの子がいる。

 

その時彼女は、いつもはバスケットで遊んでいて
先頭に立って遊んでいたけど、今日はいけない。。。
そんな気持ちを感じていました。

 

『誰も私と話してくれない。なんか今日はみんな変。。。』

「では、今日最初にあれ?なんか変だぞと思ったあの時に戻ってみよう」

「1.2.3はい すーーーっと」

1時間目の休み時間
友達に話しかけた瞬間。

その友達が「あ!しゃべっちゃいけなかったんだ」
そんなそぶりで自分からさーーっと離れていきました。

 

あれ?何?

周りを見ると、そこにはみんなの冷たい目線が…

この日から1~2か月無視が続いたそうです。

 

大人の自分で心の中の傷ついた幼い自分を癒すインナーチャイルドワーク

 

その場所をしっかりと再現しながら、傷ついた自分を感じていく。

 

今回は、その感情を味わった後
目の前に、大人になった自分
現在の自分を出してきました。

「3つ数えると、大人になったあなたが目の前に現れるよ。。。」

 

そうやって出てきた大人の自分は
なんだかうれしそうな顔をしていました。

どうして、そんな顔をしているのか?
たずねてみると。。。

 

大人の自分は
「この経験がこの後の人生に大きく影響するんだよ」
と喜んでいました。

 

もし、これがなかったら私はもっと多くの人を傷つけていたかもしれない。。
大人の彼女の中にはそんな思いがあったんです。

そして、目の前の幼い自分に
「心配ないよ」と優しく声をかけてくれました。

 

潜在意識を書き換えることで、今の人間関係も変わっていく

 

幼いころに、潜在意識に書き込むと言いますが、

僕は、その傷ついた幼い自分が
大人になった今でも自分の中にいる。
と思っています。

 

それが、潜在意識に書き込むという事。

傷ついた自分を冷凍保存して
そのまま、そこに閉じ込め
そして、たまにその子が暴れ出す。

そんな傷ついた自分が自分の中にたくさんいるんです。

 

この傷ついた自分をきちんと癒せたとき
自分の中で、その子が笑顔になっていくんです。

そして、傷ついた自分が癒された時
大人になった自分の現実が変わり始める。。

 

この後、クライアントさんから
最近連絡を絶っていた友人に会ってみようかと思えるようになってきた。
とメールをいただきました。

 

幼いころに傷ついた心は大人になってからもずっと続いていきます。
やっぱりイジメなくしたいですね。

あらためて、そんな気持ちになったセッションでした。。。

それでは、今日も最後まで読んでいただきありがとうございます。
今日も笑顔いっぱいの一日になりますように。。。

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投稿者プロフィール

今泉智樹
今泉智樹心理カウンセラー・カウンセラー専門ビジネスコーチ
現在はカウンセラーとして個人セッションを行いながら、同時にカウンセラーを育てることに注力。カウンセラーとして活動していくために必要なUSP(独自の売り、強み)を引き出すコーチングには定評がある。著書「カウンセリングの技術」は重版を重ね現在も売れ続けている。気軽にカウンセリングを受けることができる日本を作るをモットーに今も全力で走り続けている。

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