インナーチャイルドを癒す あなたの中のもう一人の自分を癒す方法

 

インナーチャイルド あなたの中のもう一人の自分を癒す方法

 

心理カウンセラーの今泉智樹です。

今、いろんな人とカウンセリングを通してお話しさせていただいています。
たくさんの人と話していて感じること。

それは、みんなそれぞれ大なり小なり悩みを抱えて生きているという事です。

 

でも、その悩みの原因を探っていくと、
そこには必ず「こうあるべきだ」という基準になるものさしが存在する。

このものさしに合わないことにより
人を責めたり、自分を責めたり…

そして、責めた結果自分を傷つけることになる。

 

傷ついた幼い自分(インナーチャイルド)はドリカムの歌と同じ

 

dreams come trueの「Nocturne 001」という歌をご存知ですか?

その歌の歌詞に

出会った時の気持ちを冷凍保存できたらいいのに
時々そっと取り出して食べて保存できたらいいのに

という歌詞がありますね。

 

カウンセリングを行っていて
傷ついた時の自分って
冷凍保存されているんじゃないかな…??

そう思うことがあります。

 

思い出すたびに、あの時と全く同じような嫌な気持ちがよみがえる。

これを乗り越えるためには
それをしっかりと溶かして
癒してやる必要があるんです。

 

インナーチャイルドを自分一人で癒す方法

 

では、インナーチャイルドはどうすれば癒すことができるのか?

 

実はこれ、自分一人でもできるんです。
ちょっと説明しますね。

 

まずは、ゆっくり一人になれる場所を確保します。
そして、そこで目を閉じ深呼吸を行います。

 

呼吸って本来無意識で行っていますよね。
だから、寝ている時でもちゃんと呼吸ができている。

つまり、呼吸は潜在意識(無意識)が管理しているんです。
でも、意識して呼吸することもできる。

 

心臓や血流などは意識の力では
どうしようもありませんが
呼吸だけは意識で動かすことが出来るんです。

 

つまり呼吸は無意識へつながるドアのようなもの。

 

海をみながら深呼吸する女性

 

ゆっくりと意識しながら呼吸をすることで
どんどんリラックスして
潜在意識の中へ入ることが出来るんです。

 

ゆっくりと落ち着くことができたら
今度は傷ついた自分を思い出します。

 

幼いころかもしれませんし
ひょっとすると大人になってからかもしれません。
とにかく傷ついたあの時を思い出すんです。

 

そして、あの時の自分に入って
もう一度あの時のことをしっかりと再現していきます。

 

あの時、親に殴られたんだよな~
痛かったな~
悔しかったな~
でも、怖くて怖くて…

 

冷凍保存して、自分の記憶の片隅に追いやっていたあの出来事をしっかりと溶かしてやるんです。

 

きっと、また嫌な気持ちが浮かんでくるでしょう。
でも、あえてそれを味わうんです。

 

インナーチャイルドを癒す大人の自分

 

そして、大人になった自分を目の前に連れてきます。

 

今の自分が目の前にいる
そうイメージしその人に助けを求めましょう。

 

「助けて」って

そして、今度はその大人の自分の中に入ります。

 

そして、その傷ついていたあの時の自分をしっかり見つめてやる。

どんな顔をしているのか?
どんな気持ちでいるのか?

 

あなたにはそれがわかるはずです。

 

そして、大丈夫だよ。

 

そう声をかけてあげましょう。
しっかりと抱きしめてあげましょう。

 

自分の中にいる傷ついた自分を癒すことが出来た時
その過去の出来事を乗り越えることが出来るのです。

 

オトナの自分傷ついていて、インナーチャイルド(幼い傷ついた自分)を癒すことができない場合の対処法

頭を抱えた傷ついた女性

 

でも、先日、こんな質問がありました。

「今の自分がくたくたでその子を癒すことが出来ません…」
そんな時どうすればいいのか??

 

よく考えてみてください。
「今の自分はくたくただ」ということですが、

これって誰が感じているのでしょうか?

 

当然それは自分でしょう。
そう思うと思うのですが、

今の自分を見て、今の自分ってくたくただよな。
そう思っている自分がいるんです。

そのことに気づいていください。

 

そう思っている自分はくたくたではないんです。

頭に来て怒りをぶちまけている自分がいるとします。

くそ~とその自分は怒っている。

 

でも、人はその怒りの中でも
「あ!私今怒っているな」
と自分を眺めることが可能です。

 

つまり、怒りの中にいる自分がから抜け出すことができる。

 

そして、その抜け出した自分は怒っていません。
冷静に、「あ!私今怒っているな」と感じることができる。

 

このくたくたな自分や怒っている自分から
抜け出した自分が本当の自分なんです。

その自分を出してきてください。
そして、本当の自分で傷ついた自分を癒してやるんです。

笑顔の子供

これをインナーチャイルドのワークと呼んでいます。

傷ついた自分と向かい合うのは大変かもしれませんが、
その経験はあなた自身を広げるためのものです。

 

人生に無駄な経験なんて一つもありません。
あの傷ついたことでさえ、あなたに何かを訴えようとしているのです。

 

ぜひ、もし今何か悩んでいることがあれば、
しっかりとその原因を見つめていきましょう。

 

乗り越えられない問題は発生しない。
そう信じて…

それでは、今日も最後まで読んでいただきありがとうございます。
今日もあなたのまわりが笑顔でいっぱいになりますように。。。

 

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投稿者プロフィール

今泉智樹
今泉智樹心理カウンセラー・カウンセラー専門ビジネスコーチ
現在はカウンセラーとして個人セッションを行いながら、同時にカウンセラーを育てることに注力。カウンセラーとして活動していくために必要なUSP(独自の売り、強み)を引き出すコーチングには定評がある。著書「カウンセリングの技術」は重版を重ね現在も売れ続けている。気軽にカウンセリングを受けることができる日本を作るをモットーに今も全力で走り続けている。

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