コミュニケーション能力を高めるために

コミュニケーション能力を高めるために

こんにちは。
心理カウンセラーの今泉智樹です。

先日、メルマガの読者さんから

「私は、自分の気持ちを伝えてこなかった。

『私はこうしたい』

それが言えなかったこと。

それを言ってこなかった悲しみが怒りとなり、不満となって溜まってました。

涙が止まりませんでした。

私が言わないから、主人も言わないし聞かないし。。。

私の気持ちは聞いてもらえないそう思い込んでいました。」

という、メッセージをいただきました。

 

コミュニケーションが苦手になる理由とは?

 

僕のメルマガを読んでいただき、「自分が伝えてこなかったのだ」と気づいた。
素晴らしい気づきだと思います。

実は、これってなかなか気づけないんです。

カウンセリングをしていて、自分の気持ちをきちんと伝えられない。という人はすごく多いです。

なぜ、伝えられないのか?

それは、これまで「言わなきゃ良かった」そんな経験をたくさん積んできたから。

それが積み重なると、だんだん自分の気持ちに、自分自身ですら気づけなくなり、なぜかわからないけど苦しい。。

そんな状況になってしまう。

 

コミュニケーションが苦手な人が陥るパターン

 

自分の気持ちを相手に伝えるのは難しい。
そう思っている方も多いと思います。

でも、それは違うんです。

きちんと自分の気持ちを伝えれば、必ずそれは伝わります。

でも、多くの人が伝え方を間違っている。

●例えば、ご主人の帰りが遅い。

あれ?今日は早く帰るって言っていたのに…

心配しながら待っていると、

「ただいま。」

『遅かったね。あれ?飲んでるの?』

「ごめんごめん、急に誘われて断れなくて…」

『なんで電話してくれないのよ。私ごはん食べすにずっと待っていたのに…』

「そんなこと言ったってしょうがないだろ」

なんかよくありそうなパターンではないですか(笑)

 

ついつい喧嘩になってしまう。。なぜなんだろう?

 

こんなことを繰り返していくと、、、

どんどん不満がたまっていく。

そして、口を開くと「なんであなたはいつも…」

ドンドン気持ちが離れていく。

本当は、愛しているのに。

 

なぜこんなことが起こるのか?

それは、自分の気持ちを素直に相手に伝えていないからなんです。

早く帰ってくると言われて、一緒にご飯を食べたいと思って待っていた。

だんだん時間が経ち、あれおかしいな?と心配になる。

どうしたのかな?大丈夫かな?

そんな気持ちでいたのに、帰ってきたら、瞬間

「なんで電話してくれないの!」と相手を責める。

飲みに行くのなら電話してくれればいいのに…

 

コミュニケーションの鉄則!「本当の気持ちはきちんと伝わる」

 

「そんな時は、電話をしなければならない。」という自分の中にあるルールが、そうしない相手を責め始める。

人はみんな、責められたら瞬間守りに入ります。

だから、言い訳をしたり、逆に攻撃に出たり…

本当は、いっしょにご飯を食べたかっただけなのに…

相手に自分の気持ちを伝える時、

あなたはこうすべきです。というのは、本当の気持ちではありません。

素直に、自分の気持ちを伝える。

「いっしょにご飯食べたくて待っていたのに、すごく寂しい」

 

本当の気持ちを伝えた瞬間、相手はその気持ちを否定できません。

だってそうですよね。

それは、相手の本当の気持ちなのだから、否定しようがない。

「すごく寂しい」って言われたら、

『ごめんね。待っててくれたんだ…』きっとそうなるはずです。

 

例えば、電車で隣の人に足を踏まれたとします。

 

あなたは、その時何と言いますか?

きっと、「痛い!」というのではありませんか?

そしたら、どうなりそうですか?

多分、「ごめんなさい」そんな言葉が返ってくるはず。

これは、素直に、自分の気持ちを言葉にしたから、相手からも素直な気持ちが返ってきた、ということなのです。

もし、ここで、足を踏まれた瞬間

「何するのよ!」と自分の気持ちではなく、相手を責めたらどうなると思いますか?

きっと、相手も『そんな風に言わなくても…』と腹を立てるのではないでしょうか?

 

自分の気持ちをしっかりと相手に伝えることを心理学的には「Iメッセージ」と言います。

 

そして、「あなたはこうすべきだ」という、相手へのメッセージが「YOUメッセージ」

相手と心を通わすには、やっぱりこの「Iメッセージ」が必要なんです。

素直に、自分の気持ちを相手に伝える。

 

コミュニケーションの達人になるためには、きちんと感情を理解しなければなりません。

 

心理学では本物の感情は4つあると言われています。

「うれしい」「悲しい」「怖い」「腹が立つ」

たったこの四つです。

この自分の感情にしっかりと気づいていく。

感情はしっかりと味わうと消えていきます。

だから、ただ感じればいい。。

自分の感情に気づけない。という方も結構いらっしゃいますので、

そんな時は、その出来事を感じながら、

「私は悲しい」と言ってみて下さい。

そして、次に

「私は怖い」

そして、「私は腹が立つ」

この三つの言葉を口に出してみるんです。

そうすると、今の感情に一番しっくりくる感情が見つかります。

見つかれば、ただただそれを味わえばいい。

5分もすれば消えていきますから。。

自分の気持ちに気づき、自分に素直に生きる。

それが一番大切だと思います。

ぜひ、自分の気持ち、しっかりと感じ伝えてくださいね。

それができた時、あなたのコミュニケーション能力が格段に上がります(^^)/

それでは、今日も最後まで読んでいただきありがとうございます。
今日もあなたのまわりが笑顔でいっぱいになりますように。。。

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投稿者プロフィール

今泉智樹
今泉智樹心理カウンセラー・カウンセラー専門ビジネスコーチ
現在はカウンセラーとして個人セッションを行いながら、同時にカウンセラーを育てることに注力。カウンセラーとして活動していくために必要なUSP(独自の売り、強み)を引き出すコーチングには定評がある。著書「カウンセリングの技術」は重版を重ね現在も売れ続けている。気軽にカウンセリングを受けることができる日本を作るをモットーに今も全力で走り続けている。

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