人間関係がめんどくさい。そんなあなたを変える3つのポイント!
人間関係がめんどくさい。そんなあなたを変える3つのポイント!
「人間関係がめんどくさい」
カウンセリングをやっているとよくある相談です。
じゃあ、なぜめんどくさくなるのか?
簡単ですね。それはやっぱり人間関係がうまく行っていないということ。
ということで、今日はどうしたらこの人間関係で悩まなくて良くなるのか?
そこを考えていきたいと思います。
さて、早速ですが、あなたは人間関係で悩んだことがありますか?
いかがでしょうか?
人間の悩みの9割が「人間関係」の悩みである。そんな話を聞いたことがあります。
ということは、多分多くの方がこの人間関係で悩んだ経験があるのではないでしょうか?
・仲間外れにされたことがある
・職場に嫌いな人がいる
・大嫌いな上司がいる
・自分が嫌われている
・どうしても合わない人がいる
などなど
いろんな問題があると思いますが、
やはり人間関係で悩んでいると本当につらいです。
でも、この人間関係で悩んでいる人をよくよく見ていくと二つのタイプに分かれることがわかります。
人間関係で悩んでいる人の二つのタイプとは?
ある人間関係で悩んでいるクライアントさんと話していた時、こんな話になりました。
彼に相談したら、「そんな奴らこっちから絶縁してやればいいじゃん」そう言われたんです。
確かにそうできればどんなに楽か…
でも、そんなわけにはいかない。
だから、こうして悩んでいるんだ。。。
人間関係をうまく保たなければならない。
そんな思いがドンドン自分を苦しめる。
実は、これが一つのパターン。
どんなに苦しくても、なんとか人間関係をキープしたいと必死になる。
でも、抑えよう抑えようとすればするほど、どんどん自分自身が苦しくなる。
もう一つのパターンは、逆に人間関係をどんどん切っていく人です。
この人ありえない。信じられない。。
もうこの人とは二度と会わない。絶縁する!
そうやって、どんどん自分の周りの人と切り捨てていく。
でも、ふと気づくと自分の周りに誰もいない…
私は何も悪いことしていないのに…
そこにある人間関係に執着して苦しむタイプと
どんどん切り捨てて独りぼっちになってしまう孤独タイプ。
タイプは違っても人間関係がうまく行かない原因は一つしかない。
こうして、違うタイプの悩み。
やはりどっちもつらいです。
でも、この二つ違うようには見えるけれど、
こうなった原因はどちらのタイプも同じなんです。
もともとなぜ苦しくなるのか?
まずは、「人間関係に執着してしまうタイプ。」
嫌なんだけど、この関係を崩してしまったら大変なことになる。
今よりももっともっとつらくなる。
だから、嫌でもこの関係を崩さないようにしたい。
そうやって苦しむ執着タイプですが、よく見てください。
そもそもなぜ嫌なのか?
嫌じゃないなら、そこにいても大丈夫だと思うんです。
逆に楽しくてそこから離れたくなくなるかも。
でも、自分は嫌だと思っている。
自分が嫌だと思うから、そこにいたくないという気持ちが湧き上がってくるのです。
でも、嫌だけど、しょうがないからそこにいる。そう決めているのも、また自分です。
自分がすべてを決めているのです。
では、もう一つのタイプ
「独りぼっちタイプ」はどうでしょうか?
こちらも考えなくてもわかりますね。
嫌だと、自分が決めて、そして、その人との関係を自分で断つ。
結果的に、周りに誰もいなくてさびしいと苦しくなる。
つまり、執着タイプも独りぼっちタイプもすべて自分で作った世界なんです。
あるおじいさんと二人の青年の物語
昔、本で読んだか、ネットで見たか忘れましたが、
こんな昔話を聞いたことがあります。
一人の青年が引っ越しをすることになり山道を歩いていました。
しばらく歩くと、新しく住む予定の町が見える峠にさしかかりました。
すると、ちょうどその峠の道端にある石に腰掛ける一人のおじいさんがいました。
青年は、おじいさんに質問します。
青年:おじいさん、これから下の町に引っ越す予定なんです。
あの町はどんな町ですか?
するとおじいさんが、逆に青年に質問します。
おじいさん:君が前に住んでいた町はどんな町だったのかい?
すると青年はこう言いました。
青年:すごく素敵な町でしたよ。優しい人がいっぱいいて、みんな親切で。
だから、またあんな町で暮らしたなと思って。。
それを聞いたおじいさんは
おじいさん:安心しな。これから君が行く町も、これまで住んでいた町とまったく同じように
優しくて親切な人がいっぱいいる素敵な町じゃ。
おじいさんは笑顔でそう答えてくれました。
それを聞いて、青年は喜んで峠を降りていったのです。
しばらくすると、また一人の青年がやってきます。
そして、またおじいさんに同じように話しかけました。
青年:おじいさん、これから下の町に引っ越す予定なんです。
あの町はどんな町ですか?
するとまたおじいさんが、逆に青年に質問します。
おじいさん:君が前に住んでいた町はどんな町だったのかい?
すると青年はこう言いました。
青年:いやー前の町はひどくてね。人を平気で裏切ったり陥れたり、、
もうあんな町に住むのが嫌になって、だから引越しをすることにしたんだ。
それを聞いたおじいさんは
おじいさん:そうかい。大変な町に住んでたんじゃな。
しかし、残念ながら今度行く町も同じように嫌な奴がたくさん住んでいる町じゃ
ちょっと用心していきな。。
同じ町なのに、二人の青年に全く正反対のことを伝えるおじいさん。
そんなお話しだったと思います。
さあ、このおじいさんは、二人に嘘をついたのでしょうか?
すべては自分で作っている。
この物語を読んで、あなたはどう思いますか?
おじいさんは、二人に嘘をついたのでしょうか??
僕はそうではないと思います。
同じ町に住む人でも、いろんな人がいる。
当たり前の話ですね。
つまり、環境が自分を作っているのではないのです。
自分がすべてを作っているのです。
どこに行っても、人間関係がうまく行く人は行くし、
うまく行かない人は、どこに行ってもうまく行かない。
でも、そんなこと言われても、、、
私が悪いとでも言うんですか?
あなたは、私の嫌いなあの人がどんなに変な人なのか、
それがわかっていないからそんなこと言うんです。
私の代わりにその人に会ってみて下さいよ。。。
ひょっとすると、そんな思いが湧き上がってくるかもしれません。
でも、勘違いしないでください。
あなたは、何も間違っていません。
あなたが悪くないのは、聞かなくてもわかります。
でも、ちょっと考えてみて下さい。
あなたは何も悪くない。確かに悪いのはその相手の人でしょう。
だから、あなたはその人を変えようといろんなことをやってきたのではありませんか?
どうしたら、そのわけの分からない人に理解してもらえるのか?
考えて考えて、気を使って、自分の思いをぐっとこらえて…
でも、どうでしょうか?
その人は、何か変わってくれましたか?
きっと、そんなあなたの苦労もまったく理解せず、ただただ嫌な奴のままだったのではありませんか?
そうなんです。
いくら相手を変えようとしても、なかなかうまく行かないのです。
そして、それがうまく行くかどうかも、全てはあなたの嫌いなその人のさじ加減。。。
人間関係を改善するためのポイント1
あなたが、正しさを武器に、こうあるべきだ。これが正しいんだ。
といくら叫んでも、相手はそれを受け入れてはくれません。
だって、そうですよね。
あなたはこれまで、その嫌いな人を変えようといろいろがんばってきたのです。
でも、どんなに頑張ってもその人は変わってくれなかった。
それがすべてを物語っているのです。
だから、まずは、このすべてを自分が作ったんだ。そう決めるんです。
自分が悪くないのはわかっていても、まずは、この苦しさを生み出しているのはすべて自分である。
そうしっかりと認識するのです。
どうでしょうか?
もし、本当にそのすべてを自分が作っているのだとしたら、、、
自分が作っているのであれば、当然、それは自分で変えることができる。
そう思いませんか?
これまで、相手が悪いと、相手を変えることに必死になっていた。
でも、どんなにがんばっても相手は変わってくれない。
でも、自分を変えるのであれば、そんなに悩まずともできるような気がしませんか?
人間関係を改善するためのポイント1
まずは、「すべてを自分が作っている」そう考える。
人間関係を改善するためのポイント2
「全ては自分が作っている。」…
でも、そんなこと言っても、あんな変な人、、私作った覚えないけど…
自分が作ったと思えと言われても、「はいそうですか。」とはなかなかならない。
じゃあ、ちょっと考えてみて下さい。
あなたは、その人のどんなところが嫌ですか?
イラ子:だってあの人
人の悪口ばっかり言ってるし、約束を平気で破るし、上司には良い顔ばかりしているし、仕事はしないし、空気読めないし、人の仕事を自分の手柄みたいに言うし、言っている意味がわからないし、自分の話ばかりするし、思いやりがないし、自己中だし、男の前ではいい子ぶるし、厚化粧で、下ネタばかり言ってるし、口が軽いし、人の話聞かないし、アホだし、くずだし、アンポンタンだし…
いかがでしょうか?
嫌いな人の悪口を言おうと思えばいくらでも出てきませんか?(笑)
でも、ちょっと思い出してみて下さい。
ひょっとすると、あなたもこのようなことを人から言われたことありませんか?
もし、一つでもあったら、もしなかったとしても、あったとイメージしてみて下さい。
そう言われた後、あなたはその人に何と言い返すでしょうか?
ひょっとすると言い返せないかもしれませんが、
あなたの心の中では、何と言っているでしょうか?
イカ子:そんなこと言っても…
とその悪口に反論していませんか?
もし、仮にそれが相手が言っていることの方が正しいと分かったとしても、、、
他人から指摘されたら、必ずと言って良いほど、反論しているはずです。
つまり、どんなに自分が間違っていたとしても、そこにはあなたの理由があるはずです。
例えば、自分が寝坊して、大切な約束に遅れたとしましょう。
そんな時でも、「何やっているんだ!」と怒られたら。。
「でも。。。昨日夜遅くまでつき合わされて…」とか「もう疲れてたんです。」
あるいは、「だって、起きれなかったのは、仕方ないじゃないですか<(`^´)>」
そう、あなたの世界では、あなたは100%正しいのです。
どんなに自分が間違っていたとしても、そこには必ず理由がある。
そう考えると、あなたが頭に来ているあの人も、あの人の世界ではきっと何かそうする理由があるのです。
その人の世界では100%正しいことをやっているのです。
人間関係を改善するためのポイント2
誰だって自分の世界では100%正しいことをやっている。そう考える。
人間関係を改善するためのポイント3
僕の大好きな詩をご紹介します。
私は私のために生きる。あなたはあなたのために生きる。
私は何もあなたの期待に応えるために、この世に生きているわけじゃない。
そして、あなたも私の期待に応えるために、この世にいるわけじゃない。
私は私。あなたはあなた。
でも、偶然が私たちを出会わせるなら、それは素敵なことだ。
たとえ出会えなくても、それもまた同じように素晴らしいことだ。
この詩は、ゲシュタルト療法という心理療法の創始者フレデリック・S・パールズ(1893~1970)の詩です。
「私は私のために生きる。あなたはあなたのために生きる。」僕は初めてこの詩と出会った時、
なんだか、さびしい詩だな。と思いました。
私は私、あなたはあなたって…
でも、よくよくこの詩を感じてみると、
これは、決してさびしく、あなたのことは知りません!と言っているような詩ではなく。
私は私、あなたはあなたと自分も認め、相手の事も認めている詩だな。とわかってきたのです。
どうでしょうか?
例えば、あなたが大好きな人がいたとしましょう。
あなたは本気でその人のことを愛しています。
でも、どうですか?
あなたはその人に自分のすべてを打ち明けていますか?
なんでも話すよ。と思うかもしれませんが、
じゃあ、その人はあなたのすべてを理解してくれているのでしょうか?
きっと、答えはNOだと思います。
どんなに好きな人でも、一つや二つ言えないこともあるでしょう。
隠しておきたいこともあるはずです。
そう、つまり、あなたの大好きなあの人も、あなたのことを100%わかっているわけではないのです。
だから、あなたが大嫌いなあの人も、
きっと、あなたが嫌いなあの行動を取っているのにはわけがあるはずです。
その人の中では100%正しいことをやっているのです。
あなたからみて、それがどう考えても正しいとは思えなくても、
それは、あなたに見えない、その人の世界がある。ただそれだけなのです。
人間関係を改善するためのポイント3
自分には見えない相手の世界がある。そう考える
人間関係がめんどくさい。そんなあなたを変える3つのポイント!まとめ
ポイント1「まずは、「すべてを自分が作っている」そう考える。」
ポイント2「誰だって自分の世界では100%正しいことをやっている。そう考える。」
ポイント3「自分には見えない相手の世界がある。そう考える」
あなたが、正しいのは、絶対に間違いない。
でも、そのあなたの正しさがみんなの正しい事ではないのです。
私は私、あなたはあなた。
相手を100%認め、そして、自分のことも100%認める。
みんな一人ひとり、違う体験をして今があるのです。
つまり、今、同じ場所にいたとしても、あなたに見える世界と他の人が見る世界は違うものなのです。
だから、私も悪くないし、あなたも悪くない。
そうは言っても…
もし、そんな思いが湧き上がってきたら、心の中で一言こう言ってみて下さい。
「あなたの世界では、そう見えるんですね。」
本気でそう思えた時、あなたの人間関係に大きな変化が現れます。
すべては自分が作っている。。
あなたはどんな世界を作りたいですか??
それでは、今日も最後までありがとうございました。
笑顔いっぱいの一日になりますように。。。
今日も自分を喜ばそう(^^)/
投稿者プロフィール
- 現在はカウンセラーとして個人セッションを行いながら、同時にカウンセラーを育てることに注力。カウンセラーとして活動していくために必要なUSP(独自の売り、強み)を引き出すコーチングには定評がある。著書「カウンセリングの技術」は重版を重ね現在も売れ続けている。気軽にカウンセリングを受けることができる日本を作るをモットーに今も全力で走り続けている。
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