カウンセリングのコツ!これさえわかればどんなクライアントにも対応できる。

カウンセリングのコツ!これさえわかればどんなクライアントにも対応できる。

 

心理カウンセラーの今泉智樹です。

僕はこれまで心理カウンセラー養成講座を何度も開催してきましたが、

その卒業生から、「こういう時はどうすればいいのでしょうか?」と、カウンセリングの進め方について質問をもらうことがよくあります。

 

実は僕自身、カウンセリングをはじめた頃は、先生に、

「こういうクライアントさんがきた場合どのように対応したらいいでしょうか?」とよく質問していました。

こう言われたら、なんと答えたらいいのか?

こんな場合は、あんな場合は、、と不安いっぱいだったのです。

 

でも、百人百様。

相談に来られる方一人一人悩みの内容は違います。

なのに、こんな時は、あんな時は…とアドバイスの方法を考えていたのではカウンセリングなんてできません。

でも、実は、カウンセリングってコツがあるんです。

このコツさえ掴んでしまえば、どんなお客さんが来ても怖くはない!

今日はそんなカウンセリングのコツについて書いてみたいと思います。

 

 

カウンセリングのコツ1「解決しようとしない」

 

 

まず、カウンセリングをする中で一番大切なのは、「解決しようとしない」ということです。

僕がカウンセリングを始めた頃、お客さんに喜んでもらいたいという気持ちが強くありました。

だから、相談されたら何とかしてあげたかった。

 

でも、これってよく考えると、「すごく上からものを言っている」と言えるのではないでしょうか。

クライアントさんができないから、自分がなんとかしてあげる。

しかし、これでは、カウンセリングは絶対にうまくいきません。

まず、そんなスタンスでカウンセラーに来られたら多くのクライアントが心を閉ざしてしまうでしょう。

 

そして、アドバイスをしようと思ったら、やはりそれなりの知識や経験が必要です。

そうなると、最初に書いたように一人一人悩みの内容は違います。

であれば、その一人一人にアドバイスできる知識や経験が必要。

これをやろうとすると、どんなアドバイスをすればいいのか?

カウンセラー自身がいっぱいいっぱいになってしまうのです。

 

そして、仮に、自分にその知識や経験があったとしても、

それは、あくまで自分の経験であり、

クライアントさんのケースとは違うのです。

 

実際、カウンセラーが「こうしたらいいですよ」「こうするべきですよ」そんなアドバイスをしたところでクライアントさんが悩みを解決することはありません。

そして、そんなアドバイス、とっくにクライアントさんはわかっているのです。

わかっているけどできない。思うようにいかない。

 

だから、わざわざお金を払ってカウンセリングを受けに来た。

でも、「また、あなたもみんなと同じことを言うんですね…」

こんな状態では、絶対にカウンセリングはうまくいかない。

 

そこで、まずは、カウンセラーがクライアントの問題を解決するのではない。

これをしっかりと心に焼き付けてください。

まずはそこがスタートです。

 

では、アドバイスをしないで何をすればいいのか?

それが、二つ目のカウンセリングのコツになります。

 

カウンセリングのコツ2「承認する」

OKサインをするビジネスウーマン

 

カウンセリングでアドバイスをしてはいけない。

では、何をすればいいのか?

そう思う方も多いと思いますが、カウンセリングをうまく進めるためのコツ2つめは「承認する」ということです。

承認とは、相手を認めるということですが、カウンセリング中はこの「承認」がとにかく大切なのです。

 

僕が勉強した心理学理論に交流分析というものがあるのですが、

創始者 精神科医、エリック・バ-ンさんは、(Eric Berne 1910 ~1970)

その基本としてTAの哲学と言われる3つの基本を説いています。

 

TAの哲学詳細はこちらをご確認ください
 ↓↓↓

一般社団法人 日本こころカウンセリング協会
一般社団法人 日本こころカウンセリング協会
https://japan-kokoro.com/ta-tesugaku/
気軽にカウンセリングを受けることができる日本を作る!

 

その一つ目に、「人は誰でもOKである」という考え方があるのですが、

ここでいうOKは、「間違っていない」とか、「正しい」ということとは関係がありません。

人間本来の価値に関するものです。

「<私がかけがえのない貴重な存在である>ということは、私が存在するという、ただそれだけの理由によるもので、
人種、信条、経済的地位、外観、知性、その他の属性によるものではない」

 

この基本を土台にカウンセリングを行っていくと、

どんな人でも、あなたはあなたで大丈夫だよ。OKだよ。というスタンスに立つことができる。

 

そうやって、カウンセラーがクライアントにOKを出すことができたら、

それは、必ずクライアントの心に伝わります。

 

これまでいろんな人に話を聞いてもらったけど、

いつも、「こうすればいい」「ああすればいい」と今の自分ではダメだと言われ続けてきたけど、

あなたは、私にOKを出してくれるのですね。

そうなった時、クライアントはカウンセラーに心を開き、すべてを話してくれるようになるのです。

カウンセリングのコツ2「承認する」これを忘れないようにしましょう。

 

カウンセリングのコツ3「現場検証」

 

カウンセリングのコツ、二つはご理解いただけたと思います。

でも、アドバイスをせずに承認する。

 

で、、??

どうやって、クライアントさんは悩みを解決するの?そう思われるかもしれませんが、、、

 

では、カウンセラーはカウンセリング中何をすればいいのでしょうか?

カウンセラーがやることはただ一つ。

「現場検証」なんです。

 

現場検証という言葉、あまり馴染みがないかもしれませんが、

よく刑事ドラマであるじゃないですか。

刑事さんが手帳を広げて現場を見ながらいろいろメモを取る。

僕は刑事ドラマでしかそのシーンを見たことありませんので、それが、本当の現場検証かどうかは知りませんが(笑)そんなイメージです。

事件現場

 

あの時、刑事さん何やってると思いますか?

イメージしてるんです。

そうでしょ?この殺された人がどういう風にして殺されたのか?

あのドアから犯人が入ってきて

凶器はこの花瓶…   みたいな(笑)

 

あのイメージがカウンセラーにも大切なんです。

幸い、クライアントさんは死体ではありませんからちゃんと状況を教えてくれます。

だから、刑事さんが犯人を探すより簡単なんです。

 

むかつく上司がいたら、そこで何が起きたのかヒヤリングするんです。

気分は刑事ですね(笑)

そして、イメージしていきます。

 

実はここでポイントがあるんです。

カウンセリングがうまくいくかどうかはすべてこれにかかっています。

そのポイントとは…

 

 

心理カウンセリングの成否を決めるポイントとは?

 

オフィスで女子社員に怒る上司

 

例えば、相談に見えたクライアントさんは、上司から理不尽なことを言われ悩んでいるとします。

その人は、上司が悪いんだって一生懸命訴えてくるんです。

 

普通友達からの相談だったら

「そんな時はこうした方が良いいよ。」

「もう会社辞めちゃったら…」

「わかるわかる、そんな奴いるよね~」

みたいな会話になると思います。

 

でも、相手はお金を払ってわざわざカウンセリングを受けに来てるんです。

だから、カウンセリングでは、そんな友達との会話と同じじゃいけないんです。

 

そこで、「現場検証」なんです。

上司が理不尽なことを言う。

そのシーンをもう一度しっかりと聞いていきます。

 

そこで何が起こっているのか?

そこは、どんな場所で、上司はどんなかっこうをしていて、周りにだれがいて、具体的になんと言われたのか?

 

しっかり聞いていくと必ずそこには、「理不尽なことを言われた」と感じた瞬間があるんです。

その時、何が起こっていたのか?

どういうことを言われたのか?

実は、そこに大きなポイントがあるんです。

 

なぜ、その瞬間、理不尽なことを言われていると感じたのか?

自分はどういう時に、理不尽だと感じるのか?

 

 

アルバートエリス博士の論理療法

 

アルバート・エリス(Albert Ellis)が1955年に提唱した心理療法に論理療法という心理学理論があります。

 

心理的な問題や生理的な反応は、出来事そのものではなく出来事の受け取り方によって生み出されるものであり、非合理的な受け取り方から合理的な受け取り方に変えれば、そうした反応は弱くなるかなくなるという理論である。

『ウィキペディア(Wikipedia)』「論理療法」より引用

 

つまり、僕らの感情は、出来事が起こったことで起きるのではなく、自分がそれをどう受け取ったか、その受け取りかたによって感じ方が変わるというものです。

 

では、ここで、一つ「受け取り方で感情が変わる」ということを体感できる実験をしてみましょう。

 

受け取り方イメージ1

 

車を運転する人はちょっとイメージしてみてください。

 

自分の家に車庫があるとします。

その車庫は狭い車庫です。

車一台がやっと止められる。

ギリギリなんです。

 

そこにあなたはいつも車を止めています。

さあ、今その車庫にバックで車を入れている。

 

どんな気分ですか?

「車運転しないよ!」「そんな車庫うちにはないよ!」という方も付き合ってくださいね。(笑)

イメージするだけでいいんです。

 

多分、ただ慎重に運転するだけだと思います。

 

 

受け取り方イメージ2

 

さて、ではもう一つ

車を運転していると、普通そこに止めないだろうという場所に車を止めている人がいます。

 

あなたが運転する車はそれをよけて通らなければなりません。

またイメージしてくださいね。

あなたはその車の横をよけて通る。

でも、それをよけて通っても先ほどイメージした自分の家の車庫よりも道幅は広いです。

 

別に、車庫入れほど慎重に運転する必要もありません。

でも、どうでしょう?

 

「そこ止めないだろう!」

そう思う場所に止めてる車をよける時ってどんな気分ですか?

 

ひょっとするとちょっとイラっとしていませんか?

なぜイラっとするんでしょうか?

 

人は自分が受け入れていることには特別な感情を抱きません。

でも、それはないだろう。そうやって受け入れていない・自分にとってダメなことが起こった時、感情が動くんです。

嫌な気持ちになるんです。

 

つまり出来事には全く意味がなくあなたが受け入れているかどうかであなたの気持ちが決まっていく。

すべては、自分の内側にあるんです。

 

 

カウンセリングのコツ!これさえわかればどんなクライアントにも対応できる。

 

カウンセリングとはその内側にあるクライアントの受け取り方をチェックしていくものなのです。

何か嫌な出来事が起こっている時、「それが当然」そう決めている、その受け取り方を疑ってみるんです。

 

現場検証をして、その人の受け取り方が見えた瞬間

「なぜそう思うの?」そう聞いていく。

 

そうすることで、クライアントが自分の当たり前に目を向けることができ、そして、そこにクライアント自身を悩みから救い出すポイントが隠れているんです。

 

いかがでしょうか?

あなはたそんなカウンセリングできていますか。

それができた時、クライアントさんの本当の笑顔を見つけることができるんです。

ぜひ、クライアントのために、あなたのカウンセリング力をどんどんアップさせていってください。

あなたが救える人がもっともっとたくさんいるはずですから(^^)/

 

それでは、今日も最後まで読んでいただきありがとうございます。
今日もあなたのまわりが笑顔でいっぱいになりますように。。。

 

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投稿者プロフィール

今泉智樹
今泉智樹心理カウンセラー・カウンセラー専門ビジネスコーチ
現在はカウンセラーとして個人セッションを行いながら、同時にカウンセラーを育てることに注力。カウンセラーとして活動していくために必要なUSP(独自の売り、強み)を引き出すコーチングには定評がある。著書「カウンセリングの技術」は重版を重ね現在も売れ続けている。気軽にカウンセリングを受けることができる日本を作るをモットーに今も全力で走り続けている。

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