アダルトチルドレン 幼少期のトラウマから卒業するために。。

 

アダルトチルドレン 幼少期のトラウマから卒業するために。。

 

心理カウンセラーの今泉智樹です。

昨日は、カウンセリングのお話しを書かせていただきました。

悩みの本当の原因は何なのか?

多くの人がそれをわかっていない。

そんなお話でしたね。

読んでいない方はこちらより

目の前で起こる現実は、あなたが思っていることが原因ではありません。すべての原因は自分の中にある。

 

ということで、昨日のクライアントさん(以下Aさん)の悩みの原因は「私だけが違う」という考え方。というお話しでした。

 

これまで、Aさんは何度も何度も「私だけが違う」という経験をしてきた。

みんなと仲良くなるけれど、最後は自分だけ損をしてしまう。。。

この「私だけ違う」という思いが浮かんでこなかったら、これからの人生変わりそうですか?の質問に、「絶対に変わると思います」

Aさんはそう答えてくれました。

今回はこの悩みの原因を探すため、年齢退行療法というヒプノセラピーを使いました。

 

年齢退行療法とは、幼いころの自分に戻り、自分の中にあるトラウマを解放するためのセッション。

リラクゼーション誘導で、まずはゆっくりとリラックスしてもらいます。

時間をかけて誘導することで、潜在意識の深いところまで入ることができる。

深い催眠状態になった時、目の前に扉をイメージしてもらいます。

「この扉は、あなたの見るべき過去へとつながる扉です。

これから、三つ数えるとこの扉を開けて「私だけが違う」そう思うようになった原因のところへ戻って行こう。1、2、3はいスーーーッと」

 

今どこにいるのかな?

 

『いつもの場所』

「いつもの場所?どんなところなの?」

『私が育ったお家の、廊下みたいに使っている畳のお部屋』

「そうなんだ。そこで何をしているの?」

『お母さんが、目の前で正座して座っている』

お母さんの目の前に自分も座っている幼いAちゃん。

年齢は5~6歳くらい。そう言っていました。

 

そこで、Aちゃんはお母さんに質問します。

 

「本当のお母さんじゃないの?」

すると、お母さんが「うん、そうだよ。。」

びっくりするAちゃん

『何言っているのよ』そう言ってくれると思っていたのに…

本当はそんなこと思ってもいなかったけど、周りの人にいつも言われるから…

 

周りの人にそんなこと言われていたんだ。

 

いつ言われたんだろう?今度は、そう言われたあの時へと戻っていくよ。

1、2、3はいスーーーッと

Aちゃんどこにいるのかな?

『うちの近くの細い道』

今度は、その場をしっかりと再現していきます。

すると、壁にもたれながら話す友達。

『なんて言われたのかは、はっきりとは思い出せないけど…』

「大丈夫だよ。何となくでもいい。ふと浮かぶ思いを話してください」

『お母さん違うよね』『本当の子じゃないよね』

何となくそう言われたような気がする…

 

次の瞬間、彼女はお父さんが怒っていた時のことを思い出す。

 

そんなことを言う友達に怒るお父さん。

なんでそんなに怒るんだろう?

お父さん、私のことをかばってくれている。

なんで、そんなにむきになって怒るんだろう?

記憶が曖昧で、本当にこれでいいんだろうか?

そんな時、僕はとにかく頭に浮かんでいることを話してもらいます。

何となくでいいから、その状態を感じてもらうんです。

すると、それに関連付けられた記憶がよみがえってくることがある。

 

潜在意識はいつだって自分の味方です。

 

ちゃんと必要な記憶を出してきてくれる。

その後、再び、最初に見たお母さんが正座していたあの時へと戻っていきました。

目の前のお母さん

「本当のお母さんじゃないの?」の質問に「うん、そうだよ。」そう答えたお母さん。

「今、目の前にいるお母さん、どんな顔をしていますか?」そう尋ねると、

お母さん、私の目を見ていない。

「そんなお母さんを見てどう思いますか?」

『ひどい…』

『本当は、そんなことないって怒って欲しかった』

 

Aさんの中に、私、みんなと違うんだな~そんな気持ちが浮かんでくる。

 

その後、人格交代というやり方を使ってお母さんの中に入ってみました。

すると、お母さんの気持ちがわかってくる。

まずは、Aちゃんを引き取った経緯を伺いました。

子供ができなかった自分たち夫婦のところに来てくれた幼いAちゃん。

Aちゃんが来たことで家庭が明るくなった。

この子がいるから私はやっていけるんだ。

お母さんはそう思っていました。

 

でも、「本当のお母さんじゃないの?」と聞かれて、どうしていいのかわからなかった。。

 

それを聞いて、Aちゃんが「どうして困るの?」

そして、「うちの子だよって言ってほしい…」

Aちゃんは、幼い頃伝えられなかった自分の思いをお母さんにきちんと伝えることができました。

すると、迷わずお母さんも「みんながなんといってもうちの子だよ」

そう言って、抱っこしてくれたんです。

ずっと泣いていたAちゃんが笑顔になった瞬間です。

 

僕らの潜在意識は幼いころに作られる。そう言われています。

 

つまり、このAちゃんのように、幼いころに体験したことをいつまでも潜在意識の中にしまっているんです。

冷凍保存したイメージをしていただけるといいと思います。

新鮮なまま凍っている。

だから、たまに出てきた時には、まさに今そのことで苦しんでいるように、あの幼い頃と同じ気持ちが浮かんでくる。

僕らの中には、こうして、冷凍保存されたままの過去の自分がたくさん眠っています。

傷ついた自分があの時のままいるんです。

そしてこの子が様々な問題を引き起こしてしまう。

 

だから、この子をしっかりと癒してやることが必要なんです。

 

この子が癒された時、はじめて今の自分に起こる出来事に変化が現れる。

ヒプノセラピーはこうして潜在意識と直接会話ができるセラピーです。

ヒプノセラピーを行うことで、傷ついた自分を癒すことができる。

いかがでしょうか?

ヒプノセラピー  面白そうでしょ(笑)

ヒプノセラピーは自分と向き合うために最高のツールである。

僕はそう思っています。

カウンセリングで本当の悩みの原因を見つけ、そして、それをヒプノセラピーで解決していく。

これからもどんどんヒプノセラピーをやっていきたいと思います。

※ヒプノセラピーをもっと知りたいという方はまず
こちら↓↓↓をチェック

それでは、今日も最後までありがとうございました。
笑顔いっぱいの一日になりますように。。。

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投稿者プロフィール

今泉智樹
今泉智樹心理カウンセラー・カウンセラー専門ビジネスコーチ
現在はカウンセラーとして個人セッションを行いながら、同時にカウンセラーを育てることに注力。カウンセラーとして活動していくために必要なUSP(独自の売り、強み)を引き出すコーチングには定評がある。著書「カウンセリングの技術」は重版を重ね現在も売れ続けている。気軽にカウンセリングを受けることができる日本を作るをモットーに今も全力で走り続けている。

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